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日本の防衛省・自衛隊は、アセアン地域との人道支援・災害救援分野における協力と能力向上を図る事等を目的として「日ASEAN自衛隊統合防災演習研修プログラム」を20日から23日の日程で開催する事を発表した。
日本政府は、昨年の11月に表明した「ビエンチャン・ビジョン~日ASEAN防衛協力イニシアティブ~」に基づき、アセアン加盟国との間における幅広い分野における防衛協力を進めている。この活動の一環として、人道支援・災害救援分野の能力向上を図るとともに、地域の安定に寄与する事等を目的として、防災演習研修プログラムが初めて実施される事となった。
「日ASEAN自衛隊統合防災演習研修プログラム」は、アセアン全加盟国(マレーシア・フィリピン・タイ・ラオス・インドネシア・ミャンマー・ブルネイ・ベトナム・シンガポール・カンボジア)とアセアン事務局から関係者を招聘して実施される。実施される場所は、防衛省市ヶ谷地区、陸上自衛隊朝霞駐屯地等を予定している。研修プログラムでは、指揮所演習と実動演習の見学等を通じて、災害対処に係る指揮幕僚活動の要領や防災関係機関との調整要領の研修を行う予定である。