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過激派組織「イスラム国(IS)」がラマダン期間中にテロを呼び掛ける声明を12日に正式に発表した事に伴い、在ブルネイ日本大使館・在インドネシア日本大使館・在シンガポール日本大使館などがテロに警戒するようにあらためて注意喚起を発表した。
イスラム国の報道官がインターネット上に発表した声明によると、ヨーロッパやアメリカなどの欧米諸国にいる同志に対して、先月の27日から始まっているラマダン(断食)期間中に世界各地でテロを行うよう呼び掛けるとともに、先週のイランで発生したテロを称賛している。
日本の外務省などでも、ラマダン期間中はテロが発生する恐れが高いとして、海外に渡航する人達などに向けて5月22日の時点で注意喚起を実施していた。この時点ではイスラム国から正式な声明が発表されていなかったが、6月12日に声明が発表された事にともない、あらためて注意するように呼び掛けている。ラマダンが終了した後に開催するイードと呼ばれる3日間にわたる祭りもテロの対象となるため、注意するよう呼び掛けている。