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国土交通省は、石井国土交通大臣が5月2日から7日までの日程でマレーシア・シンガポール・カンボジアに訪問し、各国の政府高官と会談を実施した事を発表した。
マレーシアに訪問した石井国土交通大臣は、「第3回マレーシア高速鉄道シンポジウム」に参加した。このシンポジウムで石井国土交通大臣は開会挨拶で、日本とマレーシアが外交関係樹立 60 周年を迎えた事を紹介しつつ、両国間協力の最重要案件とも言うべきマレーシア・シンガポール間高速鉄道計画に関して、日本の新幹線の経済効果を紹介しつつマレーシアに対する人材育成・技術移転の協力方針等を述べた。
ラーマン首相府大臣・ジョハリ第二財務大臣・リオ運輸大臣とも会談を実施した。この会談には日本企業連合も同席し、マレーシア・シンガポール高速鉄道に関して日本の新幹線の優位性・人材育成・技術移転等に関する意見交換が実施された。
シンガポールに訪問した石井国土交通大臣は、コー・ブンワン インフラ統括大臣兼運輸大臣と会談し、マレーシア・シンガポール高速鉄道に関しての各種意見交換を実施した。また、ローレンス・ウォン国家開発大臣とも会談を実施し、建設業の生産性向上と入札制度に関する知見や課題等を共有し、インフラ開発等における協力も引き続き進めていく事で合意した。
カンボジアに訪問した石井国土交通大臣は、ハオ・ナムホン副首相と会談を実施した。この会談では、カンボジアにおける道路・港湾分野等のインフラ整備について両国の良好な協力関係を確認し、引き続き協力を進めていく事で合意した。また、オーン・ポンモニラット経済財政大臣、スン・チャントール公共事業運輸大臣、チア・ソパラ国土整備・都市化・建設大臣、タオン・コン観光大臣とも個別に会談を実施した。