アジア各国・地域から選ばれた起業家が競うイノベーション・アワード「AEA2022」、眼科診断のスマートフォン装着型医療機器を開発する「OUI Inc.」(日本)が優勝

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ソーシャル・ビジネスセッションでは、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジを実現するための安価な医療サービスで社会問題の解決を目指す「SocialTech Japan」(日本)が優勝

千葉--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- アジア各国・地域から選ばれた技術系スタートアップ24社が参加したイノベーション・アワード「アジア・アントレプレナーシップ・アワード(以下、AEA)2022」が2022年10月26日(水)~27日(木)に全編オンラインで開催されました。
ビジネスプレゼンを競うAEA2022では、「いつでも」「どこでも」「誰でも」「眼科診断ができる」ことを実現するスマートフォン装着型医療機器「スマートアイカメラ(SEC)」を開発する日本の「OUI Inc.」が優勝しました。

「AEA」は、成長著しいアジアから優秀なテクノロジーをもつ起業家・スタートアップが集まり、社会課題解決につながるビジネスプレゼンを競い合う、国際的なイノベーション・アワードです。「AEA2022」では、これからの世界において重要な3つのテーマ「ヘルスケア」「ワークスタイル&ライフスタイル」「サステナビリティ」に関連したソリューションを持つ、アジア各国・地域から24社の技術系スタートアップが参加しました。各社、事業の革新性、経済的・社会的影響力、事業実行力、そして日本企業との連携など、幅広い観点での審査を経て、「OUI Inc.」(日本)が優勝となりました。
また、今年は社会問題を解決するビジネスアイデアを競う、ソーシャル・ビジネスセッションも同時開催し、出場した4社の中からユニバーサル・ヘルス・カバレッジを実現するための安価な医療サービスを提供する「SocialTech Japan」(日本)が優勝となりました。
10月29日にはファイナルセッションの審査員を務めたAEA運営委員会委員長 各務 茂夫氏や、TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)代表理事 國土 晋吾氏、経済産業省 経済産業政策局 アジア新産業共創政策室(ADX室) 室長補佐 北角 理麻氏、株式会社HEART CATCH 代表取締役 西村 真里子氏​を交え、 「AEA2022」と同時期に開催したオープンイノベーションフォーラム「柏の葉イノベーションフェス2022」のプログラムとして、AEA2022解説講演をオンラインで開催しました。本イベントは、「スタートアップのNEWREAL.
-AEA2022から展望する、新時代の兆しとは-」をテーマに、優勝した「OUI Inc.」(日本)にご登壇いただきデモンストレーションを行ったほか、準優勝の「Nervotec」(シンガポール)、3位の「Liquium」(ニュージーランド)や、注目の技術などについてさまざまな視点で深堀をしています。さらに、スタートアップとのマッチングや協業、連携についてもディスカッションを行いました。VCや、これからスタートアップとの連携を仕掛ける日本企業の方などに参考となる内容かと思いますので、ぜひ次頁のアーカイブ動画からご視聴ください。



■ アーカイブ動画
AEA2022解説講演「スタートアップのNEW REAL. -AEA2022から展望する、新時代の兆しとは-」
https://kashiwanoha-innovation.jp/programs/

また、2022年10月26日(水)、27日(木)に開催されたAEA2022のセミファイナルセッション、ファイナルセッションの模様を記録したアーカイブ動画を近日公開予定です。視聴をご希望の方は、以下URLよりご登録をお願いいたします。
https://aea2022archive.peatix.com/

なお、AEA2022 参加企業との協業連携に関心ある方は「AEA2022運営委員会・事務局(info@aea.events)」までご連絡をお願いいたします。

■AEA2022 受賞企業一覧
<優勝>
OUI Inc.(Japan)
 「いつでも」「どこでも」「誰でも」「眼科診断ができる」ことを実現するスマートフォン装着型医療機器「スマートアイカメラ(SEC)」

  • 企業コメント
    「非常に光栄です。これまで11年間やってきましたが、今後私たちの技術によって協力関係を築いていけることを楽しみにしています。本当にありがとうございました」
  • 審査員による評価ポイント
    「診断から治療に跨る包括的なソリューションの提供を高く評価しました」

<準優勝>
Nervotec(Singapore)
 映像分析技術により非接触で生理的バイオマーカーを測定・分析する遠隔健康管理モバイルプラットフォーム

  • 企業コメント
    「非常に光栄です。どうもありがとうございます。非常に嬉しいですし、エキサイトしています。今後は日本のマーケットにも進出していきたいです」
  • 審査員による評価ポイント
    「スマートフォンだけで対応できるソリューションの提供と、素晴らしいパートナーとの連携によるビジネスのスケーラビリティを高く評価しました」

<第3位>
Liquium(New Zealand)
 産業プラントの資本コストと運転コストの削減を実現する、新触媒を用いた燃料用クリーンアンモニア製造技術

  • 企業コメント
    「どうもありがとうございます。APACでのビジネス、日本でのビジネスを楽しみにしています」
  • 審査員による評価ポイント
    「事業が実現すれば、クリーンエネルギーを用いて社会に大きなインパクトを与えることができることを高く評価しました」

<特別賞 AEAソーシャルビジネス・アワード>
SocialTech Japan(日本)
 ユニバーサル・ヘルス・カバレッジを実現するための安価な医療サービス

  • 企業コメント
    「弊社を選んでいただき、ありがとうございます。私たちとしてもソーシャルビジネスを日本で行う良いスタートをきることができました。私もチームも大変嬉しく思っております。この地球のコミュニティにリーチするために努力してまいります」

<特別賞 富士通アクセラレーター賞>
Nervotec(Singapore)
 映像分析技術により非接触で生理的バイオマーカーを測定・分析する遠隔健康管理モバイルプラットフォーム

  • 特別賞審査員コメント
    「富士通は、産業横断的な問題を解決するために「Fujitsu Uvance」という新事業ブランドを立ち上げました。『Fujitsu Uvance』では7つの重点分野を定めていますが、その1つが『Healthy Living』です。DX企業として、個人のwell-being に向き合うために、Nervotec の技術は従業員の生活と仕事の切り替えや健康管理に活用できると感じました。お互いのシナジーを活かして協業の可能性を探っていきたいです」

<特別賞 IP Bridge賞>
OUI Inc.(Japan)
 「いつでも」「どこでも」「誰でも」「眼科診断ができる」ことを実現するスマートフォン装着型医療機器「スマートアイカメラ(SEC)」

  • 特別賞審査員コメント
    「現場に持っていくことが容易な非常にシンプルな装置で、失明や低視力の課題解決に取り組む上で、実現可能なソリューションだと感じました。ぜひ失明や低視力の人口を50%減らすという目標を達成してほしいと思います。そのために、弊社のメンタリングチームを活用してIPを強化してほしいです」

<特別賞 日本ベンチャー学会賞>
Liquium(New Zealand)
 産業プラントの資本コストと運転コストの削減を実現する、新触媒を用いた燃料用クリーンアンモニア製造技術

  • 特別賞審査員コメント
    「アンモニアの大量生産及びCO2フリーなエネルギー源の生産はLiquiumが提案する新しい方法によって、コストを50%以上削減でき、ハーバー・ボッシュ法と比べてとても有力なものです。重工業の領域での利用を想定しているようですが、アンモニアの燃料電池も同時に開発できれば、アンモニアがモビリティにも使われることも可能になり、マーケットがさらに拡大することが期待されます。ニュージーランドから新しいユニコーンが生まれるという期待を持っています」

<特別賞 ライフサイエンス賞>
OUI Inc.(Japan)
 「いつでも」「どこでも」「誰でも」「眼科診断ができる」ことを実現するスマートフォン装着型医療機器「スマートアイカメラ(SEC)」

  • 特別賞審査員コメント
    「OUI Inc.は素晴らしい技術、製品、ビジョンを持っています。さらに遠隔診療やAIを使った手術など大きな可能性を秘めています。OUI Inc.が世界中の患者を救うことを願っています。おめでとうございます」

<特別賞:マイクロソフト賞>
ARAV Inc.(Japan)
 既存の建設機械に後付けし、インターネット経由で接続可能なリアルタイム遠隔操作システム

  • 特別賞審査員コメント
    「ARAV Inc.はIoTデータ活用を最も考えている会社で、その再現性とスケーラビリティの高さにより弊社とコラボレーションすることで、最も大きなインパクトを出せると考えました。また、市場へのインパクト、導入の実現しやすさ、IoTビジネスとの関連性がどれも高く、建設業界や農業分野における日系の大企業とのコラボレーションが可能だと考えています。それによりソーシャルインパクト、サステナビリティを達成できると考えています」

<特別賞 オーディエンス賞>
Nervotec(Singapore)
 映像分析技術により非接触で生理的バイオマーカーを測定・分析する遠隔健康管理モバイルプラットフォーム

出場企業の事業概要などはこちらを参照ください:https://aea.events/j/startup-entrants/

<各賞の内容>

  • 優勝 :賞金300万円
  • 準優勝 :賞金100万円
  • 第3位 :賞金50万円
  • AEAソーシャルビジネス・アワード:
    ユヌス・ソーシャル・ビジネスの7原則を全て満たしたうえで、総合的に優れている企業に贈呈されます。
    ムハマド・ユヌス博士とのオンライン面会の権利を得ます。
  • 富士通アクセラレーター賞:
    Fujitsu Computing as a Service(CaaS)の共創パートナーとなりうるスタートアップに、富士通担当部門メンバーとのディスカッションの場を提供します。
  • IP Bridge賞:
    人々の未来づくりに貢献し、提供プロダクトが日本における実装可能性を秘めているベンチャーに対し、㈱IP Bridgeによる知財支援(2021年末までに最大3回)のサービスが贈られます。

  • ライフサイエンス賞:
  1. 来日時の LINK-Jネットワーク内企業との1on1 mtg設定の打診
    内容によってはLINK-J HPへの注目ニュースの掲載
  2. LINK-J HPへの受賞企業のインタビュー記事の掲載
  3. (日本企業の場合)LINK-J会員権1年間分無料
    ※LINK-J(一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン)
    ライフサイエンス領域において人的交流・技術交流を促進し、シーズやアイデアの事業化を支援することで、新産業創造のエコシステム構築を目指している。
  • 日本ベンチャー学会賞:
     一般社団法人日本ベンチャー学会より、問題解決が最もチャレンジングで、アントレプレナーシップ(”企業家精神”) に満ち満ちたチームに対し授与されます。
  • マイクロソフト賞:
    IoT Asia, Azure Tech Team, Cloud Solution ArchitectによるAzure上でのIoTシステム構築に関する、アーキテクチャレビューとコーチング。 (実施可能な支援内容・期間は、技術範囲・シナリオによりベストエフォートでの対応となります)
  • オーディエンス賞:
    ファイナルセッション参加企業の中からオンライン配信を視聴いただいたオーディエンスの投票で最大の票を集めた企業に授与されます。

■Innovation Leaders Summit 参加企業
今年は、AEAとは別にグローバルイノベーションを生み出すことを目的に経済産業省後援のもと発足した「Innovation Leaders Summit(以下:ILS)」へ、過去にAEAに参加したスタートアップから招待を行っています。これによりAEAに参加したスタートアップの日本市場への進出を継続的に支援します。

  1. SmartPeep www.smartpeep.ai
  2. More Foods Innotech Co., Ltd. https://www.moremeat.asia/?lang=en
  3. Rehab Happy Walk https://www.rehabhappywalk.com/
  4. Plutomen Technologies Private Limited https://pluto-men.com/

■協賛・後援一覧
<協賛>(五十音順)

特別協賛

株式会社日本経済新聞社/日本マイクロソフト株式会社

 

プラチナ

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グローバル・ブレイン株式会社/凸版印刷株式会社/日本ベンチャーキャピタル株式会社/株式会社日立製作所/三井住友建設株式会社

 

ゴールド

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大成建設株式会社/株式会社東京大学 エッジキャピタルパートナーズ/BIPROGY

株式会社/株式会社三菱総合研究所/三井不動産レジデンシャル株式会社/清水建設株式会社

 

シルバー

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株式会社 IP Bridge/鹿島建設株式会社/小松マテーレ株式会社/株式会社ジェイアール東日本企画/シグノシステムジャパン株式会社/株式会社日建設計/株式会社日立物流/フロンティアコンストラクション&パートナーズ株式会社/三井ホーム株式会社

<後援>
内閣府/文部科学省/経済産業省/千葉県/柏市/一般社団法人日本経済団体連合会/一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会/公益財団法人ちば国際コンベンションビューロー/国立研究開発法人科学技術振興機構/公益財団法人日本デザイン振興会/政策研究大学院大学/国立研究開発法人産業技術総合研究所/日本ライセンス協会/ニュージーランド大使館商務部/一般社団法 人ユヌス・ジャパン/九州大学ユヌス&椎木ソーシャルビジネス研究センター/一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)/Center for Industry Collaboration and Innovation Incubation, National Chengchi University/Epoch Foundation/Putra Business School/Foreign Trade University

■共催者 概要
<国立大学法人東京大学産学協創推進本部>[WEB] https://www.ducr.u-tokyo.ac.jp/
東京大学産学協創推進本部は、東京大学のオリジナルな研究成果を活用し、インパクトの高いイノベーションを実現すべく、知的財産の権利化、管理・活用、起業・事業化に係る支援を行っています。具体的には、研究者・学生向けの起業相談、ベンチャー企業向けのインキュベーション施設の運営・管理事業、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社や株式会社東京大学エッジキャピタルを通した大学発ベンチャー企業への資金提供などを行っています。また、「東京大学アントレプレナープラザ」「東京大学アントレプレナーラボ」等のインキュベーション施設の運営を手掛け、更には「東京大学アントレプレナー道場」「EDGE-NEXT」「本郷テックガレージ」「FoundX」などのアントレプレナー育成教育プログラムを運営しています。本アワードを通じて、グローバルな視点に立ってさらなる起業文化・アントレプレナーシップの醸成を進めてまいります。

<三井不動産株式会社>[WEB]柏の葉スマートシティ  https://www.kashiwanoha-smartcity.com/
三井不動産は、千葉県柏市の柏の葉キャンパス駅周辺エリアにおいて、「環境共生」「健康長寿」「新産業創造」の3つのテーマのもと、柏の葉スマートシティ事業を進めています。新産業創造においては、三井不動産の持つ幅広い商圏と多岐にわたる事業領域をいかして、街全体で多世代・多分野・多国籍の人々がつながる新たな産業創造を目指しています。三井不動産および柏の葉スマートシティでは、2012年の立ち上げ時からAEAを支援しており、柏の葉エリアを舞台にアジアのスタートアップや大手企業・起業支援者が集まるイノベーション創造のエコシステム構築を進めてまいります。

<一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ>[WEB] https://tepweb.jp/
TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)は、つくばエクスプレス沿線を中心に技術をコアとするディープテック・スタートアップの支援を行う組織で、地域の大学・研究機関、行政、民間企業、個人支援者が連携して、持続可能なスタートアップ支援のエコシステム構築を推進しています。スタートアップが自国・地域内に留まらず、アジアや世界に視野を広げる機会として本アワードを立ち上げ、これまで継続開催しており、日本をはじめアジアのスタートアップ育成環境の醸成を目指します。

<一般社団法人日本ベンチャー学会>[WEB]https://www.venture-ac.ne.jp/
一般社団法人日本ベンチャー学会は、新産業創出にむけて、ベンチャー企業および一般企業における企業活動等について理論・実証・実践に関する研修を行うとともに、産学協同の推進および企業家活動の支援に寄与することを目的とします。単なる研究者だけの集まりではなく、大手企業、ベンチャー企業、行政関係者など多様な人々のネットワークを形成しながら、「思考する学会」であると同時に「行動する学会」としての機能を高め、イノベーションの創出を担う企業家活動やベンチャーに関わる社会的なプラットフォームとなることを目指しております。

<独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)>[WEB] https://www.jetro.go.jp/
ジェトロは、55カ国76の海外事務所および52の国内拠点から成るグローバルなネットワークをフルに活用し、貿易・投資促進や調査・研究を通じ、日本の経済・社会の更なる発展に貢献することを目指しています。近年は、日本のスタートアップエコシステム育成やイノベーション創出に向けた取組を強化しており、日本のスタートアップの海外展開支援や、海外スタートアップとの連携・協業を推進しています。

■三井不動産グループのSDGsへの貢献について https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/
三井不動産グループは、「共生・共存」「多様な価値観の連繋」「持続可能な社会の実現」の理念のもと、人と地球がともに豊かになる社会を目指し、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)を意識した事業推進、すなわちESG経営を推進しております。当社グループのESG経営をさらに加速させていくことで、日本政府が提唱する「Society 5.0」の実現や、「SDGs」の達成に大きく貢献できるものと考えています。また、2021年11月には「脱炭素社会の実現」、「ダイバーシティ&インクルージョン推進」に関し、下記の通りグループ指針を策定しました。今後も、当社グループは街づくりを通じた社会課題の解決に向けて取り組んでまいります。
【参考】
・「脱炭素社会実現に向けグループ行動計画を策定」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2021/1124/
・「ダイバーシティ&インクルージョン推進宣言および取り組み方針を策定」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2021/1129_02/

*なお、本リリースの取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)における5つの目標に貢献しています。

目標3

すべての人に健康と福祉を

目標8

働きがいも経済成長も

目標9

産業と技術革新の基盤をつくろう

目標10

人や国の不平等をなくそう

目標17

パートナーシップで目標を達成しよう

 


Contacts

<本件に関するお問合せ先>
<一般の方> AEA2022運営委員会・事務局 E-Mail: info@aea.events
<報道関係の方> 広報担当 Tel:03-6759-8989、E-Mail: pr@storydesign-h.com

このリリースはビジネスワイヤからの提供を受けて掲載しています。
リリース内容については、それぞれの発表元企業にお問い合わせください。

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