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ベトナム政府は、アメリカのジョン・ケリー国務長官がベトナムに訪問した事を発表した。
アメリカのジョン・ケリー国務長官は、1月20日に退任する前に最後の責務を果たすとして、1月13日から18日の日程でベトナム・フランス・イギリス・スイスに訪問する予定である事を発表していた。
ベトナム政府の発表によると、ベトナムに到着したケリー長官は、13日から14日までベトナムに滞在し、ハノイやホーチミンなどでベトナム政府高官との会談を行う予定である。これらの会談では、南シナ海問題をはじめとする地域の安全と平和に関する問題を中心に議論が行われる予定。アメリカからのベトナムへの武器輸出規制が解除された事に伴い、南シナ海問題で中国政府と争うベトナム政府への軍事支援方法に関しても協議が行われる。ベトナムのカムラン湾を活用した支援に関しても協議される予定。また、ベトナムの環境問題・資源管理などをアメリカ政府は支援する方針のため、専門家などとの会合も予定されている。
ケリー国務長官は、自身がベトナム戦争に参加した経験もある事から、オバマ政権の元でベトナムとの友好関係構築に積極的に貢献してきた。ケリー国務長官は中国政府の南シナ海の強硬的な開発を批判している事からも、今回の会談でベトナム政府への積極的な支援が表明されるとみられている。