オリックスがベトナムの水力発電事業会社に出資

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画像提供:オリックス
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日本の総合リース企業であるオリックス株式会社は、シンガポールのユナイテッド・オーバーシーズ銀行グループのUOB Venture Management Pte Ltdと共同で、ベトナムにおいて水力発電事業を営む企業「Bitexco Power Corporation(BPC)」に出資を行う事を発表した。

ベトナムでは、好調な経済成長などにより電力需要が年々増加しており、15年後には現在の4倍近くの電力需要が発生するとみられている。そのためベトナム政府では、増加する電力需要に対応するため、電力市場を段階的に自由化する方策を進めており、送電以外の発電・卸売・小売の分野に関しては完全に自由化する方針である。そのため、電力市場への民間企業の参入余地が広がる見通しである。この将来性が高いベトナムの発電事業に対して、オリックスは参入することを決定した。

今回の株式取得方法は、BPCが第三者割当増資を実施し、約50百万米ドル相当の株式をオリックスらが取得する。オリックス単体での株式取得額は、本件株式取得額の50%である2,500万米ドルとなる。

オリックスは、日本国内で太陽光発電・地熱・風力・バイオマスなどの再生可能エネルギーによる発電事業を積極的に実施している。海外においても電力事業を展開しており、インドでは風力発電事業などを実施していたが、ベトナムでは今回が初めてのエネルギー事業への投資となる。オリックスは、今後もアジア地域におけるエネルギー事業を強化していく方針である事を表明している。

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