日本ベトナム首脳会談、901億の円借款を決定

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画像提供:ベトナム政府
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日本政府とベトナム政府は、訪日中のグエン・スアン・フック首相が安倍晋三内閣総理大臣と日・ベトナム首脳会談と夕食会を実施した事を発表した。

首脳会談では「自然災害支援」「インフラ整備支援」「南シナ海問題」などに関して話し合われた。この会談とともに、ベトナム政府へ総額901億7,500万円を限度とする円借款に関する書簡の交換も実施した。

「自然災害支援」では、日本政府がベトナムで発生している干ばつ・塩害被害への支援として緊急無償資金協力(250万ドル)を決定したことが議題にあがり、フック首相からベトナム全土の国民を代表して感謝の意が述べられるとともに、同様の支援を継続して実施される事を期待する旨が述べられた。

「インフラ整備支援」では、安倍総理から日本政府が掲げている質の高いインフラ整備を世界に輸出していく方針が説明され、ホーチミン市都市鉄道1号線への円借款供与が行われる事が述べられた。フック首相からは、日本政府がベトナム政府に対して実施した今までのODAに対しての感謝の意が述べられ、今後も日本政府と日本企業がベトナム国内におけるインフラ整備に関与する事を期待する旨が述べられた。

「南シナ海問題」では、安倍総理から日本政府はベトナム政府の海上法執行能力強化を支援する事が説明され、中古船供与・新造船供与などに関しても実施していく方針である事が述べられた。また、中国政府が進めている南シナ海における大規模かつ軍事的な目的での人工島建設に対しては、両国は懸念を共有するとともに、今後も連携して対応していく事で合意した。

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