日本とベトナムは法務・司法分野の協力深化

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日本政府とベトナム政府は、法務行政全般の協力を行う『法務及び司法行政分野における日本国法務省とベトナム社会主義共和国司法省との間の協力覚書』を交換した。

10月20日に開催された法務大臣閣議後記者会見の際に、冒頭で上川陽子大臣は「ベトナム・ハノイにおいて、訪問中の菅内閣総理大臣及びフック首相の立会いの下、法務省とベトナム司法省との間の協力覚書(MOC)が交換されました。法務省が関係省庁・関係機関と連携しながら力を注いできた法制度整備支援は、25年以上の歴史を有しており、1994年にベトナムに対する協力を開始したのが原点であります。その後、ベトナムに対しては基本法令の起草や人材の育成、実務の改善などに関する支援を続け、民法や民事訴訟法などの重要法令の制定を始めとする多くの成果を上げてきました。私自身、平成29年に自民党司法制度調査会長としてベトナムを訪問した際、ロン司法大臣と会談を行うなどし、ベトナムにおきまして我が国の法制度整備支援が高く評価されていることを実感いたしました。このMOCを基盤として、今後、法務・司法分野におけるベトナムとの連携・協力関係を強化するとともに、司法外交をより一層推進してまいります」との旨を述べた。

今回交換された『法務及び司法行政分野における日本国法務省とベトナム社会主義共和国司法省との間の協力覚書』では、協力分野は「民事、刑事、行政及び商事における法及び法制度の発展」「法務及び司法関係職員の訓練と能力開発」「法務及び司法分野の発展のための効果的な情報管理」「両当事者が相互に関心を有するその他の分野」となる。協力形態は「相互訪問及び研究旅行」「法務及び司法分野に関する会議、セミナー及び研修の開催」「情報及び専門知識の交換」「公表された資料及び出版物の交換」「両当事者が決定するその他の協力形態」となる。

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