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日本の総合商社である三井物産株式会社は、ベトナムで世界最大の海老生産加工事業会社「Minh Phu Seafood Joint Stock Company(Minh Phu:ミンフー)」と、同社株式の35.1%を取得することで合意したことを発表した。
ミンフー社は、ベトナム南部に2つの加工工場と養殖池を有しており、海老の養殖から加工・販売までの垂直統合事業を強みとしている。また、加工度の高い付加価値品をはじめ幅広い商品ラインアップを有しており、米国や日本を中心とする約50か国へ輸出している。
三井物産では、このミンフー社の傘下の加工工場の一つであるMPHG社に出資参画していた。今回は、親会社であるミンフー社への出資を通じて、今までにMPHG社で行った取り組みをミンフー社グループ全体に展開するとともに、ミンフー社がグローバルに培ってきた販売網を通じての売上を拡大させていく方針である。また、養殖池や加工工場でのデジタル技術・AIの活用や、養殖池から販売までのサプライチェーン見直し・効率化を通じて、ミンフー社の更なる成長を支援していく方針である。