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独立行政法人の国際協力機構(JICA)は、ベトナムで技術協力プロジェクト「戦略的幹部研修プロジェクト」を実施する事を発表した。
ベトナムは、ドイモイ政策を進めて市場経済化や対外開放政策を実施した結果、経済は著しく発展したが国家機関は肥大化し、経済の高度化・多角化に行政システムが対応できていなかった。そのためベトナム政府は、2016年に発足した新政権と共産党指導部において、行政改革を喫緊の課題に位置づけ、行政改革を進めていた。そのためJICAは、この行政改革を支援するために、ベトナムにおける人材育成の支援を新たに実施する事を決定した。
今回の支援は、「戦略的幹部研修プロジェクト」として、2019年4月から2024年3月にかけて実施される予定である。具体的に実施する事業内容は、ベトナムの共産党・政府の幹部及び幹部候補生を対象として、公共政策・経済・公務員倫理等に関連する研修を5年間で500名に対して実施して、日本側関係者との意見交換・ネットワーク形成を通じて、行政改革の推進と新しい社会経済モデルの構築のために必要なベトナムの次世代リーダーを育成を支援するものである。
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