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ベトナム政府が南シナ海におけるインドからの投資を歓迎する方針を示したところ、中国外務省は南シナ海における中国の正当な権利を侵害しないように警告した。
中国外務省で11日に実施された定例記者会見の際に、記者から「インドのベトナム大使は、ベトナム政府は南シナ海の排他的経済水域(EEZ)における石油・天然ガス部門などへのインドからの投資を歓迎していると昨日述べました。また、ベトナム政府は南シナ海におけるインド海軍の船による寄港を常に歓迎しているとも述べました。この件に関する中国政府の見解を教えてください。」との旨の質問が行われた。
この質問に対して報道官は「中国側は、この二カ国の関係発展に異議はありません。しかしながら、中国の南シナ海における正当な権利と利益を侵害する事と地域の安全と平和を損なう活動には強く反対します。」との旨の回答をした。
ベトナム政府では、南シナ海で強硬的な開発を進める中国政府に対抗するために、インド政府との間における政治・経済・軍事分野における協力を進めている。インド政府も、中国政府との間において国境紛争を抱えており、昨年夏ごろには国境地帯で両軍が対峙する自体も発生していたため、ベトナム政府との協力関係を急速に深化させている。