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日本電気株式会社(NEC)は、現地法人のNECタイを通じてタイの政府系機関の約50人に12月6日から9日の間「実践的サイバー防御演習」を実施した事を発表した。
NECでは、日本の総務省から2015年に「タイ国におけるサイバー防御能力の向上に向けた実践的演習のモデル事業の実施及びセキュリティ技術等の海外展開に向けた諸課題の調査の請負」受託した際に、タイ政府関係者に政府機関向け実践的サイバーセキュリティ演習(CYDER)を実施していた。この演習がタイ政府関係者などから好評をえていたため、今回の案件「実践的サイバー防御演習」をタイ電子取引開発機構(ETDA)から受注する事が出来た。
この演習は、タイ政府系機関の情報システム管理者のインシデントハンドリング(被害の早期発見・検知ならびに対処)能力の向上を目的としたものである。受講者達は、演習で省庁内ネットワークを模擬した環境において情報セキュリティ事故が発生した際から回復までの一連のインシデントハンドリングの流れを体験することで、サイバー攻撃への対処方法を学んだ。