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日本の外務省は、岸田文雄外務大臣とタイのドーン・ポラマットウィナイ外務大臣が、ラオスで日・タイ外相会談を26日に実施した事を発表した。
岸田大臣からは、タイの渋滞緩和と大気汚染の改善などを目的とした対タイ円借款「バンコク大量輸送網整備計画(レッドライン)(第三期)」の供与(供与限度額1,668億6,000万円)が実施される事が伝えられた。また、タイで新憲法草案の可否を問う国民投票が8月7日に行われるため、この国民投票がタイの民政復帰へ繋がる事を期待する旨が述べられた。
ドーン・ポラマットウィナイ外務大臣からは、日本の円借款の支援に感謝するととともに、5月に岸田大臣がタイに訪問した事への感謝が伝えられた。また、岸田大臣がタイのチュラロンコン大学で実施した政策スピーチは大きな影響を与えており、この政策スピーチを元としてタイと近隣国は日本との3か国協力の可能性に関し議論を進めている事が述べられた。
【円借款「バンコク大量輸送網整備計画(レッドライン)(第三期)」の概要】
目的:交通渋滞の緩和及び大気汚染の改善を図り地域経済の発展及び都市環境の改善に寄与すること
供与限度額:1,668億6,000万円
金利:年0.3%(優先条件(環境・気候変動)を適用。但し,コンサルタント部分は0.01%)
償還期間:15年(5年の据置期間を含む。)
調達条件:一般アンタイド