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公益財団法人日本数学検定協会は、タイ数学検定協会と、実用数学技能検定を通じて日本とタイ両国間で連携を図り数学力向上をめざすことなどを目的として協力を進めていくことで合意したことを発表した。
タイ数学検定協会とは、タイ数学教育学会が中心となり、タイ国内の数学教育の進展を目指して2016年2月に発足した協会である。タイでは、国家の発展のためには学力向上が必要と判断したため、算数・数学教育に重点を置いており、2015年1月にはタイ数学教育学会が発足していた。また、小学生を対象として、2015年10月にはタイで初めての数学検定が実施されていた。今後も数学検定を定期的に実施していくためには、運営機関があった方が良いと判断したため、タイ数学教育学会が中心となりタイ数学検定協会が発足していた。
日本数学検定協会とタイ数学検定協会の協力内容は、日本数学検定協会が提供する実用数学技能検定の問題をタイ語に翻訳し、タイの現地で数学検定を実施していく。両協会は、これらの活動を通じて、タイにおける数学力向上や図り、数学教育進展のための各種研究活動を実施していく予定である。