JICAはタイのPM2.5による大気汚染の予防・軽減を支援

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日本の独立行政法人の国際協力機構(JICA)は、タイにおけるPM2.5による大気汚染の予防・軽減を行う支援を実施する。

JICAの見解によると、近年のタイではPM2.5(微小粒子状物質)による深刻な大気汚染が発生しており、国民の健康・生活の質への悪影響が顕在化しているとしている。バンコク都及びその周辺県では、主に乾季にPM2.5による汚染が深刻化しており、タイでは大気汚染状況のモニタリング体制の整備は進められているが、モニタリング結果に基づき大気汚染の発生要因及び構造を解明し、得られた情報・データを踏まえて効果的な大気汚染緩和策の立案・評価を行うことが課題となっているとしている。そのため、JICAはタイに対してPM2.5による大気汚染の予防・軽減を行う支援を実施することを決定した。

この支援は、技術協力プロジェクト「持続的なPM2.5予防・軽減のための大気管理プロジェクト」として実施される。対象地域は、バンコク首都圏(バンコク都及び周辺5県(ナコーンパトム県、パトゥムターニー県、ノンタブリー県、サムットプラーカーン県、サムットサーコーン県))となる。この事業では、タイのバンコク都及びその周辺県において、PM2.5による大気汚染の発生源インベントリを改善し、気象・地理的条件との関係を踏まえたシミュレーションモデルを構築することで、汚染構造評価能力を強化し、PM2.5による大気汚染のより効果的な予防・軽減対策の立案・実施を目指し、またタイ国内及び周辺諸国に知見の普及を行うものとなる。

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