国際協力銀がタイ進出の日系部品メーカーに現地通貨建て融資

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日本の政策金融機関の一つである株式会社国際協力銀行(JBIC)は、タイに進出している日系部品メーカーなど向けに特殊鋼などの鋼材を供給している株式会社天彦産業のタイ現地法人に対して、現地通貨建てで融資することを発表した。

株式会社天彦産業は、大阪府に本社を構える特殊鋼等を加工・販売する1875年に創業した中小企業であり、2008年にタイに現地法人「TENHIKO INDUSTRIAL (THAILAND) CO., LTD.(TIT)」を設立していた。この現地法人であるTITは、タイに進出している日系部品メーカーなど向けに特殊鋼等の鋼材を供給している。

この天彦産業では、新たに設備増設を通じてタイにおける一層の事業拡大を企図していたことから、JBICの中堅・中小企業の海外事業展開を現地通貨建てファイナンスを活用して支援する取り組みの一つとして、TITへの融資が実施されることとなった。融資は、株式会社滋賀銀行との協調融資により実施される。JBIC分の融資は金額7百万タイ・バーツを限度とする貸付契約となり、融資される資金は設備の増設に充てられる。

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