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日本の総合商社である双日株式会社は、タイ証券取引所に上場しているエンジニアリング事業会社である「ティーティーシーエル・パブリック・カンパニー(TTCL)」の既存発行株式数の10%を取得した事を発表した。
タイのTTCL社は、主にエネルギー産業・石油化学産業・化学産業・発電産業におけるEPC(設計、調達、建設)事業の幅広い経験と専門性を有する企業である。TTCL社は、価格競争力と専門性あるエンジニアリング機能をもって高度で大型のプロジェクトを実施しており、アセアン地域を中心に海外事業を拡大してきた。特に発電市場の成長の著しいミャンマーでの事業展開を進めている。
双日グループでは、国内外のエンジニアリング会社とコンソーシアムを組み、ロシア・アジア地域を中心として石油化学プラント・肥料プラント・発電プラントなどを受注してきた実績がある。そのため、TTCL社への増資引き受けを通じて、双日の案件開発能力と組成機能にTTCL社の技術力・エンジニアリング機能を掛け合わせて、アジア地域での旺盛なインフラ需要に応えていく方針である。