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ロシアはマレーシア機撃墜事件などのウクライナ情勢により、EUおよびアメリカなどから経済制裁も受けており、世界的にロシアの立場が悪くなっているが、タイはこの状況をロシアとの国交を強める好機と判断したとみられ、タイ外務省は7月28日にロシアとの関係を深めていく方針を発表している。
7月9日にはロシアにあるタイ大使館にて、タイの工業連盟会長、タイ国際航空のモスクワ室長などとロシアの経済人などによる夕食会が行った。
夕食会においては、農業、食品、建設、エネルギー、物流、印刷などの幅広い業界における協力体制ついて話し合われ、タイとロシア間での投資を活性化させるためにも、ロシアにおけるタイの銀行サービスを再開させることに関しても話し合われた。
タイはロシアとの貿易・投資に関する協力を構築するため定期的にこの様な場を設けており、去年の12月にも同様の夕食会が行われている。
7月10日には、ロシア商工会議所において同様の会談が行われている。
タイの外交手腕には定評があり、第二次世界大戦後においても巧みな外交手腕により敗戦国としての扱いを免れていることからも、今回の対ロシアとの関係においても注視していきたい。