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日本の総務省の金子大臣は、シンガポール共和国とオーストラリア連邦へ7月12日から17日の日程で出張し、現地の関係閣僚との会談を実施し、両国でデジタル分野の先進的な取組事例の現地視察や日系企業との意見交換会も実施した。
金子大臣は、シンガポール共和国では、情報通信省のテオ大臣との会談を行い、情報通信分野における協力覚書の内容などに基づき、二国間の協力に関する意見交換が行われ、共同声明を発出した。会談では、覚書の主な協力分野であるデジタル経済、AI、サイバーセキュリティのほか、多国間の枠組みを通じた連携についての議論が行われ、両国がオープンでセキュアな5Gの発展のため、継続して取組を進めていくことや、多国間の枠組みを通じた連携を進めることなどを確認した。
オーストラリア連邦では、メルボルンにて内務省のオニール大臣と、シドニーにてインフラ・運輸・地域開発・通信・芸術省のローランド通信大臣と、それぞれ会談し、日豪関係省庁の局長級会合である『日豪テレコミュニケーション強靭化政策対話』の立ち上げを盛り込んだ共同声明に署名した。会談では、5Gや光海底ケーブルなどに関する意見交換を行い、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、「日米豪印」クアッドといった多国間の枠組みも活用しつつ、情報通信分野における二国間の連携の強化を確認した。