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フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、アメリカでドナルド・ジョン・トランプ氏が大統領に就任する事を祝福するとともに、トランプ氏が億万長者であり非常に美しい妻を持っている事を羨ましく嫉妬すると、22日に実施したスピーチの際に冗談めかしながら語った。
ドゥテルテ大統領は、前任のオバマ大統領がドゥテルテ大統領の麻薬撲滅活動などを批判し、この問題に介入しようとしたため、オバマ大統領に対しては再三の暴言と批判を繰り返していた。オバマ大統領は、表面上にはこれらの暴言には寛容な姿勢を見せていたが、両国間における軍事交流が冷えつつあった。
しかしながら新大統領となるトランプ氏は、オバマ前大統領と異なりドゥテルテ大統領とは友好関係を構築すると予想されている。トランプ氏は、昨年の12月にドゥテルテ大統領と電話会談を実施した際に、ドゥテルテ大統領を非難することなく麻薬撲滅活動を支持するとの見解を示しているためである。そのためドゥテルテ大統領は、現時点ではトランプ大統領への暴言を行っておらず、冗談めかしながらもトランプ大統領を賞賛する言動を続けている。