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日本の総務省は、フィリピン政府と同国における日本方式の地上デジタル放送を活用した道路交通情報配信システムの開発を両国で協力して推進することに合意し、覚書の署名を実施した事を発表した。
この覚書には日本の総務審議官とフィリピンの大統領府広報部次官と国営放送局総裁が合意し、両国首脳立ち合いの元で署名式が実施された。署名した覚書では、日本の総務省が取り組んでいる道路交通情報配信システムの開発に係る実証実験において、フィリピン国営放送が実施しているデジタル試験放送のデータ放送を活用することなどが約束されている。また、フィリピンにおける道路交通情報配信システムの開発を一層推進する事も約束されている。
フィリピンは、2013年11月に日本方式の地上デジタル放送を採用している。そのため日本政府は、フィリピン政府との間で地上デジタル放送を活用するための協力を進めており、昨年の10月には地上デジタル放送を軸として両国間におけるICT分野の協力を更に進める覚書も締結している。