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株式会社国際協力銀行(JBIC)は、建材や自動車部品向けのプラスチック製品の製造・販売事業を展開する中小企業である株式会社サイテックスのフィリピン進出を支援するために、株式会社埼玉りそな銀行との協調融資を実施する事を発表した。
サイテックスは、アセアン市場の拡大等を背景として、生産拠点としての役割が期待されるフィリピンで2016年6月にSMPIを設立した。JBICは、このサイテックスの海外事業展開が日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものと判断した事から、融資を実行する事を決定した。
今回の融資は、サイテックスのフィリピン現地法人「SYTECS MANUFACTURING PHILIPPINES, INC(SMPI)」に対して実施される。融資額は、JBIC分が700千ドル、埼玉りそな銀行が300千ドルの、合計で1,000千ドルとなる。この融資はSMPIが、フィリピンのバタンガス州において実施する建材や自動車部品向けのプラスチック製品の製造・販売事業に使用される。
国際協力銀行は、今後も日本の公的金融機関としてフィリピン等の成長市場における中堅・中小企業の海外事業展開を金融面から支援していく方針である事を表明している。