フィリピン大統領が19日から訪中、25日から訪日へ

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画像提供:フィリピン政府
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フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領の中国への訪問が10月19日から20日、日本への訪問は10月25日から27日のスケジュールで最終調整が行われている事を複数のフィリピンメディアが報じた。

フィリピン外務省は、安倍総理大臣からの要請を受けてドゥテルテ大統領が日本に訪問する事を9月初旬に正式発表していたが、南シナ海問題を争う中国政府に配慮して同時期に中国への訪問を行う事も調整していた。日本と中国の両政府からの正式な発表はまだ行われていないが、フィリピン現地メディアによると、訪中が10月19日~20日、訪日が25日~27日で最終調整が行われている。

ロドリゴ・ドゥテルテ大統領が訪中した際に、南シナ海問題が主題となるかは未知数である。中国政府は二か国間での話し合いを実施する際には、南シナ海における中国の主権を否定したオランダのハーグ仲裁裁判所の判決を前提としないように要求しているが、フィリピン政府は仲裁裁判所の判決を前提とするように要求しており、この点で両者の合意がえられていないためである。

しかしながら中国政府は、以前のニュース(中国は漁業権回復を餌にフィリピンに2国間協議を迫る、南シナ海)で報じたように、仲裁裁判所の判決を前提としない話し合いに応じた場合には、南シナ海におけるフィリピン側の漁業権を回復させる可能性があるとして、フィリピン政府に揺さぶりをかけている。

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