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アメリカ海軍は、日米印の共同演習「マラバール」を完了したアメリカ空母2隻をフィリピン海に投入し、各種訓練を実施している事を発表した。
今回投入されるのは、ロナルド・レーガン(Ronald Reagan)とジョン・C・ステニス(John C. Stennis)の空母2隻となる。実施している訓練は、海上監視・補給・防空訓練・協調演習・空中先頭・海上防衛などである。
アメリカ海軍の発表によると、アメリカ海軍は太平洋地域おけるリーダーの立場として地域の安全と平和を守る義務があるため、この地域における訓練を実施している。この地域は商業的にも重要な価値があり、航空と飛行の自由は必ず確保される必要がある。そのため、これらを脅かす脅威に対しては適切な戦力と訓練が必要であり、今回の訓練はこの考えに基づくものである。特に、アメリカ海軍は南シナ海・東シナ海・フィリピン海における訓練を活発化しており、今後も同様の訓練を実施していく方針である。
アメリカ政府では、中国政府が南シナ海においてベトナム政府とフィリピン政府と領有権を争っている問題に関しては、一貫してベトナム政府とフィリピン政府への支持を表明しており、武器供与などの軍事支援も実施している。近年では、中国政府が東シナ海においても日本政府の同意を得ない開発を強行的に進めており、アメリカ政府は中国政府のこれらの動きを強く批判している。