このページの所要時間: 約 1分13秒
あおぞら銀行は、フィリピンの最大手銀行「BDO ユニバンク(BDO Unibank, Inc.)」との間で、双方向のクロスボーダーM&Aおよびにバンキング業務などに関する連携強化を軸とした業務提携の覚書を締結した事を発表した。
フィリピンでは人口が一億人を超え、インドネシアに次ぐ人口大国となっている。フィリピンでは他国と比べて個人消費が旺盛で、今後も国内の消費市場は伸びていくとみられている。このフィリピン市場を獲得するために日本企業も相次いで参入しており、これらの日本企業の進出を支援するためにも、あおぞら銀行はフィリピンの最大手銀行との業務提携を実施することとなった。あおぞら銀行ではアジア地域における業務提携を積極的に進めており、今回の業務提携が締結されたことにより、シンガポール・インドネシア・タイ・台湾に続いて、5カ国目の提携となる。
あおぞら銀行と提携するBDO ユニバンクは1967年に創業し、総資産が約2兆313億ペソ(約5兆2204億円)となり、総資産高が国内1位となっている。具体的な業務提携内容としては、M&Aアドバイザリー業務・コーポレートバンキング業務・投資銀行業務などにくわえて、双方にとって有益となる業務に関して提携していく。BDO ユニバンクとしても、近年は日本の金融機関との提携を積極的に進めており、日本での送金センター開設などを中心とした日本進出プランを進めている。