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日本政府は、フィリピン政府の電力インフラ整備の一環として太陽光発電装置の設置を支援していたが、装置の設置が完了した事に伴い引き渡し式典を実施した事を在フィリピン日本大使館は発表した。
この支援プロジェクトは、供与限度額が6億円の無償資金協力「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画(the Project for Introduction of Clean Energy by Solar Electricity Generation System)」として実施されたものである。フィリピンのマニラ首都圏では経済発展に伴い、電力の需要が高まっているが、充分な電力インフラが整備されおらず、既存の火力発電所においても効率的な発電が出来ていなかった。そのため日本政府は、フィリピン政府との戦略的パートナーシップの関係を強化するためにも、太陽光発電を利用し、これらの問題を解決するための支援を実施する事を決定していた。なお、日本政府は同様の支援プロジェクトをネパール・モンゴル・アフガニスタン・ボリビア・カンボジアなどの地域においても実施している。
今回の支援では、太陽光発電装置の設置だけではなく、装置の運営・維持管理等に必要な技術的研修も実施した。この支援により、日本の優れた環境関連技術がフィリピンにおいて幅広く紹介される事になった。