双日、ジャックス、三菱はフィリピン自動車販売金融市場に参入

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画像:双日株式会社のHPより
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日本の総合商社である双日株式会社は、株式会社ジャックス、ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ(MMPC)、フィリピン最大の商業銀行らと共同で、フィリピンで三菱ブランド自動車を専門に取り扱う販売金融会社を合弁で設立することを発表した。

フィリピンの自動車販売市場は、近年の堅調な経済成長および1億人を超える人口を抱えることもあり、市場が拡大しており、2015年の年間販売台数は前年比19%増加の約32万台を記録している。ミツビシ・モーターズ・フィリピンズでは、このうち約5.4万台(市場シェア約17%)を占有していた。フィリピンの自動車市場は今後も順調に拡大する見込みであることから、今回の提携が実施されることとなった。なお、双日は、以前からミツビシ・モーターズ・フィリピンズの株主として同社の事業拡大と運営に深く関わってきていた。

設立される会社名は「エムエムピーシー・オート・ファイナンシャル・サービシズ(MMPC Auto Financial Services Corporation(MAFS))」となり、この会社では2020年までに年間2万台超の三菱ブランド車の販売金融の契約獲得を目指す。この合弁会社においては、双日は三菱自動車ディーラーと連携しながら共同で営業展開とマーケティングを担当する。ジャックスは日本およびベトナムとインドネシアで培った販売金融のノウハウを提供する。

双日は、今回の事業展開を通して、フィリピンの自動車ユーザーにとって魅力のある販売金融商品の開発、審査手続きの迅速化などにより利便性向上と競合他社との差別化をはかり、フィリピンの経済発展と生活水準の向上に貢献していく方針であることを表明している。

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