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フィリピンのフェルディナンド・R・マルコス・ジュニア大統領は、米価急騰の根本的な原因を調査しており、大統領広報次官兼報道官は農産物の価格を操作している経済妨害者に厳しい制裁を警告し、そのような者たちは一人ずつ追いかけると警告した。
フィリピンでは、日本と同様に米価格の高騰が発生していた。フィリピンのボンボン・マルコス大統領は、2月18日にマニラのマラカニアン宮殿で開催された会議で、食品価格を安定させるための「統一的な」アプローチと、市場の変動から消費者を守るための新しい政策を求めており、米に関する密輸の削減と食品価格の安定についても話し合っていた。
これらの取り組みに関しては、2月28日に、フィリピン大統領広報次官兼報道官は、フィリピンの現地メディアdzBBとのインタビューにおいて、マルコス大統領は、食料安全保障に関して、現在は米価急騰の根本的な原因を調査しており、問題があれば、それを軽減する最善の方法を考えているとの旨を述べた。
また、報道官は、農産物の価格を操作している経済妨害者、特に密輸業者や買い占め業者に対する厳しい制裁を警告するとともに、「私たちの背後で、誰かがその種の犯罪を犯しています。私たちは一人ずつ追いかけます」との旨も述べた。
なお、フィリピンの農務省では、米の異常な高騰に対応するため、米の食料安全保障上の緊急事態を2月4日に宣言している。また、農務省では、3月1日より輸入米の希望小売価格を引き下げることも宣言している。