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海上保安庁は、日本・アメリカ・フィリピンの海上保安機関の連携による初の合同訓練を実施したことを発表した。
巡視船あきつしまは、東南アジア周辺海域における海賊対策のために派遣されており、マニラ湾沖において、米国沿岸警備隊(USCG)巡視船「STRATTON」並びにフィリピン沿岸警備隊(PCG)巡視船「MRRV-9702」及び「OPV-8301」との三機関による初の合同訓練を実施した。実施されたスケジュールは、3日机上訓練(PCG本庁)、5日船隊運動訓練など、6日捜索救助訓練など、7日訓練検討会などとなる。
今回実施された訓練は、日米海上保安機関による共同取組「SAPPHIRE(サファイア)」の一環でもあり、同取組に第三国の海上保安機関が参加するのは初の試みとなった。
海上保安庁は、今後も、これらの取組を通じて、我が国が推進する、法の支配に基づく「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現に向け、各国海上保安機関との連携・協力を推進していく方針である。