東芝がフィリピンで地熱発電設備を受注

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画像提供:東芝
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東芝エネルギーシステムズ株式会社は、東芝グループの現地法人である東芝フィリピン社と共同で、世界最大の地熱発電設備容量を誇るフィリピンのEDC社の特別目的会社であるBGI社が計画するタナワン地熱発電所向けに、地熱発電設備一式を受注したことを発表した。

今回の受注は、環境省が実施している二国間クレジット制度(JCM)資金支援事業のうち設備補助事業「JCM 設備補助事業」のスキームを用いており、みずほ東芝リースがJCM設備補助事業の代表事業者となって、EDC社の特別目的会社が排出量モニタリングを行い、これをもとにみずほ東芝リースがGHG排出削減量算定と報告を行うものとなる。

タナワン地熱発電所は、EDC社がルソン島南部のタナワン地区に新規建設する20MWのフラッシュ地熱発電所となる。東芝は、この発電所向けに地熱発電設備「Geoportable」などの地熱発電設備一式を納入する。「Geoportable」は、1~20MW級の小規模な地熱発電向けに当社が開発した地熱発電設備であり、コンパクトなため従来の発電設備では設置が困難であった限られた敷地にも設置することができ、短期間の据付・早期稼働が可能になる。今回は、この製品の特長や二国間クレジットが適用できる点が評価され契約に至った。

2023年6月より現地納入を開始し、2024年11月に運転開始予定となる。

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