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フィリピン国防省のデルフィン・ロレンサナ長官は、韓国の造船会社である現代重工業(HHI)が、フィリピン海軍の技術作業グループによって、6隻の海上警備船プロジェクトに選定されたことを明らかにした。
フィリピン国防総省によると、フィリピンでは6隻の海上警備船の調達を行うため、フランス、スウェーデン、韓国、日本、トルコ、インドの造船業者などと協議を実施していた。その結果、オーストラリアの造船会社オースタルと6隻の海上警備船を購入することを前提とした協議を進めていたが、協議が難航していた。オースタルは、材料費、人件費、その他すべてのコストが上昇したとして、購入費の増額もしくは6隻から5隻に減らすことなどを提案していたが、フィリピン側が拒否した。
そのため、再度の調達先の選定を実施した結果、韓国の造船会社である現代重工業が選ばれることとなった。デルフィン長官は「韓国の現代重工業が選定されました。また、コルベットの建造にも着手しています。彼らは私たちのミサイルフリゲート艦を作った人たちであり、私たちの2隻のミサイル搭載コルベットを作った人たちでもあります。海軍は、現代重工業がこれらすべての艦船を建造することは、そのシステムの類似性、そしてメンテナンスや修理が必要な場合、韓国人が容易に来ることができると見ています。契約状況に関しては、私としては、今月中に契約が行われることを願っています。ドゥテルテ大統領が任期を終える前にできるかどうかです」との旨の見解を示している。
世界銀行の調査によると、2020年の武器輸出額のランキングは、米国、ロシア、フランス、ドイツ、スペイン、韓国、イタリア、中国、オランダ、イギリスの順となっている。