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フィリピン陸軍は、イスラエルの防衛企業エルビット・システムズから新たに入手した、自律トラック搭載榴弾砲システム(ATMOS)155mm/52口径自走砲を、初めて試射したことを発表した。
フィリピン陸軍は、昨年の12月にイスラエルの防衛企業エルビット・システムズからATMOS榴弾砲12基を受領していた。この受領は、フィリピン軍近代化計画のホライズン2で、24億フィリピンペソで調達されたものである。この受領にともない、フィリピン陸軍は4月6日から8日にかけて、ヌエバエシハ州パラヤン市のフォート・マグサイサイ軍事保護区で、自走砲の試射を実施した。
陸軍の報道官によると、ATMOS 155mm榴弾砲システムは、険しい地形でも迅速に展開できる兵器であり、「慣性航法システム」(INS)に基づく砲座方式と自動装填装置を組み込んでいるとしている。また、この兵器は陸軍砲兵連隊が運用している既存の155mm牽引式兵器を補強するものであるとも述べている。