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日本の防衛省・自衛隊は、フィリピン陸軍に対する人道支援・災害救援分野の能力構築支援を11月15日から19日にかけて実施することを発表した。
今回実施される支援内容は、主として『人命救助機材の取扱い要領』『上記人命救助機材を活用した捜索救助訓練の実施要領』に関する人道支援・災害救援分野に係る能力構築支援となる。なお、今回の事業では、日本政府がフィリピン政府に政府開発援助(ODA)により供与した災害時の人命救助機材を活用する予定である。日本側が派遣する要員は、防衛政策局参事官付1名と陸上自衛隊西部方面隊10名の合計11名となる。フィリピン側の参加する要員は、フィリピン陸軍25名となる。
11月12日に実施された防衛大臣記者会見の際に、岸防衛大臣は「今月15日から19日までの間、フィリピン・マニラ近郊において、フィリピン陸軍に対し人道支援・災害救援分野の能力構築支援事業を実施します。フィリピンは、わが国にとって、自由、民主主義、法の支配といった普遍的価値を共有する戦略的パートナーです。防衛省・自衛隊としては、FOIPの維持・強化に向けて、フィリピンとの防衛協力・交流を引き続き強力に推進し、地域の平和と安定により積極的に貢献してまいります」との旨を述べている。