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フィリピン海軍は、フィリピン海軍における軍備増強を図ることなどを目的として、新たに入手するのはアメリカ沿岸警備隊が運用していた長距離カッターではなく、アメリカ海軍の哨戒艇であり沿岸での哨戒や捜索・阻止などの沿海域作戦を主任務とするサイクロン級哨戒艇の入手を望んでいるとの見解を示している。
フィリピン海軍では、米海軍が運用していたハミルトン級カッター3隻を入手して運用している。この3隻は、2011年に取得した『BRP Gregorio Del Pilar(PS-15)』、2013年に取得した『BRP Ramon Alcaraz(PS-16)』、2017年に取得した『BRP Andres Bonifacio(PS-17)』となる。
フィリピン海軍長官は、フィリピン海軍では、米国からもう1隻のハミルトン級カッターを入手するよりも、退役したばかりのサイクロン級哨戒艇を入手することを望んでいるとの見解を示した。また、現状の海軍運用コンセプトでは、就役中の3隻のハミルトン級カッターを運用していることで問題はないが、我々が必要としているのはサイクロン級であるとの見解も示している。
バコルド副提督は、フィリピン海軍を近代化させるためにも、サイクロン級哨戒艇が必要であるとの見解を示している。また、このフィリピン政府の要望には、アメリカ政府は前向きな回答をする可能性が高いとの見解も示している。