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フィリピンのテオドロ・ロクシン外務大臣は、「Time to come clean(白状する時が来た)」と述べ、前政権が実質的には南シナ海のスカボロー礁を中国に譲り渡してしまったことに関しての、真実を明らかにするべき時が来たと述べている。
テオドロ・ロクシン外務大臣およびにフィリピン大統領府などによると、2012年の南シナ海のスカボロー礁における中国との対立の際に、当該海域からフィリピン海軍の船が撤退したことに関して、完全なる事実に基づく説明が行われる時が来たとしている。また、2016年6月30日から大統領に就任したロドリゴ・ドゥテルテ大統領の時代では、領土を1インチも譲り渡していなかったが、前政権の間には多くのものが失われたとしている。
ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、元最高裁判所上級副裁判官のアントニオ・カルピオ氏に対して、誰が当該海域からフィリピン海軍の船を撤退させることを命令したか、国が勝訴したオランダ・ハーグの仲裁裁判所の判断を執行できるのかなどを質問しており、カルピオ氏はフィリピン海軍の船を撤退させる決定には関与したことはないと明言している。