完成品輸出はフィリピンへのレーダー供給のみ、防衛装備庁発足5年で

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河野防衛大臣は、防衛装備庁が発足してから5年を迎えるが、完成品の輸出はフィリピンへの国産レーダーの一件のみとなっていることをうけて、今後も様々な協力を通じて色々な国と防衛協力を進展させる努力をしていく方針であることを明らかにした。

9月8日に実施された大臣記者会見の際に、記者から「防衛装備庁が近く発足から5年を迎えるのですけれども、この5年間の評価と、今後の課題について大臣のお考えをお願いします」との質問が行われた。

この質問に対して河野外相は「つい先般、フィリピンへの国産レーダーが供給されるということが決まりました。さらに、FMSの改善に向けた努力というのが続いている、様々な今後自衛隊に必要な技術の研究・開発にも着手できてきているというようなプラス面はあると思います。引き続き、非常に限られた我が国の防衛予算の中で、今後の研究・開発にどういう優先順位をつけていくのかなど、やらなければいけないことは山積みだと思いますが、今の現状の財政状況に鑑みて大幅な防衛予算増というのはなかなか難しいということを考えると、やはり優先順位をしっかり付けるということが大事になってくるかと思いますので、そこは積極的な判断が求められるところだと思います」との旨の見解を示した。

その後に記者から「大臣の方からも触れられましたけれども、フィリピンへのレーダー供給が先般決まりまして、5年間で完成品の輸出はこれが初めてのケースということなのですけれども、5年間で1件という評価については、どのように考えていらっしゃいますか」との質問が行われた。

この質問に対して河野外相は「今後もう少し、様々な協力をできるような体制を築きつつあると思っておりますので、そうしたことを通じて、色々な国と防衛協力が進展していくような、そういう努力をしてまいりたいと思います」との見解を示した。

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