JICAは日本技術を活用してセブとダバオの交通渋滞緩和を支援

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画像提供:JICA
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日本の独立行政法人である国際協力機構(JICA)は、日本の技術を活用してセブとダバオの地方主要都市圏の交通渋滞の緩和に貢献する2件の支援を実施することを発表した。

1件目の支援「セブ-マクタン橋(第四橋)及び沿岸道路建設事業」は、借款金額が1,192億2,500万円として実施される。この事業では、深刻な交通渋滞に悩まされているセブ都市圏において、セブ島及びマクタン島を結ぶ新規橋梁とその橋梁に接続する高架道路を沿岸部に建設することにより、増加するセブ-マクタン島間の交通需要への対応とセブ都市圏市街地の交通渋滞の緩和を図り、同都市圏の社会経済の健全な発展に資することを目的としている。この事業に対する円借款には本邦技術活用条件(STEP)が適用され、橋梁及び沿岸道路の整備に日本の高度な技術(長径間鋼箱桁橋、大ブロック架設、橋梁用高性能鋼材等)が活用される予定である。事業の完成予定時期は、2028年1月となる。

2件目の支援「ダバオ市バイパス建設事業(第二期)」は、借款金額が348億3,000万円として実施される。この事業では、ミンダナオ島南ダバオ州ダバオ市において、同市の南端部と中央部にかけてバイパス道路を建設することにより、増加する交通量への対応及び市内の交通渋滞の改善並びに同市を核とするミンダナオ島最大の経済圏内の物流改善を図り、ミンダナオ島の経済発展に寄与することを目的としている。この本事業に対する円借款には本邦技術活用条件(STEP)が適用され、当国初となる長大トンネルに安全面、技術面で優れた日本のトンネル掘削・建設技術等が活用される予定である。事業の完成予定時期は、2023年4月となる。

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