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日本の防衛省・自衛隊は、フィリピン政府に陸上自衛隊多用途ヘリコプターUH-1Hの部品等を無償譲渡することに伴い、引渡し式典を3月12日に防衛省で開催したことを発表した。
日本政府では、フィリピン国防省との間で陸上自衛隊多用途ヘリコプターUH-1Hの部品等のフィリピン空軍への移転について調整していた。この調整を続けた結果、フィリピン国防省からの無償譲渡依頼の申出を受けたことに伴い、自衛隊で不用となったUH-1Hの部品等を無償譲渡することを決定していた。その後に調整を続けた結果、部品の一部を引き渡すことが正式に決定したため、記念式典が開催されることとなった。
防衛省で開催された部品等の無償譲渡に係る引渡し式典には、日本側からは原田防衛副大臣・髙橋防衛事務次官・深山防衛装備庁長官・山崎陸上幕僚長・丸茂航空幕僚長などが参加し、フィリピン側からはラウレル駐日特命全権大使・エレファンテ国防次官(予算・装備担当)・ブリゲス空軍司令官などが参加した。式典では、原田副大臣とラウレル大使によるスピーチが行われ、原田副大臣とラウレル大使立ち合いのもとで、深山長官とエレファンテ次官によるUH-1Hの部品等の無償譲渡に係る目録の署名・交換が行われた。