このページの所要時間: 約 0分58秒
在フィリピン日本大使館は、日本政府がフィリピン沿岸警備隊(PCG)に対して2隻の高速ボートを供与することに伴い、引渡式典が2月27日に開催されたことを発表した。
日本政府からPCGに対して供与される2隻の12m級高速ボートは、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領からの要請で日本から供与されることとなった13隻の高速ボートの一部である。今回供与される高速ボートは、300馬力のエンジンを3つ搭載し、最大50ノットのスピードを出すことが可能なものである。
開催された記念式典には日本の羽田大使やフィリピンのPCGのヘーモヒーノ長官が参加した。羽田大使はスピーチで、「我々の力強い協力がフィリピン全土における海洋安全保障を前進させる揺るぎない推進力となることを確信している。」との旨を述べた。また、日本のPCGとの長年の協力関係に触れ、若手外交官としてフィリピンに勤務していた際に第1回日比沿岸警備隊間の二国間協議に参加した旨も述べた。ヘーモヒーノ長官からは、日本はPCGの一番の後援者であり、日本とPCGとの協力を誇りに思う旨が述べられ、日本政府への感謝の意が示された。