海上保安庁が海賊対策で巡視船えちごを豪と比に派遣

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画像提供:海上保安庁
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日本の海上保安庁は、インド太平洋海域の法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序の強化を目指して、海賊対策のために巡視船えちごをフィリピンとオーストラリアに10月30日から12月4日にかけて派遣する事を発表した。

海上保安庁では、インド太平洋海域の結節点の東南アジア海域等における海賊対策として、平成12年からこの海域に巡視船を派遣している。今年も例年と同様の派遣が行われる事となった。

派遣される巡視船は、第九管区海上保安本部新潟海上保安部の巡視船えちごとなる。えちごは10月30日に新潟港を出港し、11月14日にオーストラリアのダーウィンに入港し、17日にダーウィンから出港する。23日にフィリピンのマニラに入港し、26日にマニラから出港し、12月4日に新潟港に入港する予定である。

オーストラリアでは、北西部が日本へLNGや鉄鉱石等を輸出する主要な仕出地であるため、その海上輸送ルート周辺海域の公海上をしょう戒しつつ、オーストラリア海上国境司令部の事務所が所在するダーウィンに寄港し、日豪海上保安当局間の意見交換等を実施する予定である。

フィリピンでは、近年にスールー海・セレベス海において船員の誘拐を目的とした海賊・武装強盗事案が発生していることを踏まえて、昨年度にフィリピン政府により設定されたミンダナオ島南部の推薦航路上において、フィリピン沿岸警備隊の巡視船と会合し連携訓練を実施する予定である。また、マニラ港沖合でフィリピン沿岸警備隊・アジア海賊対策地域協力協定(ReCAAP)情報共有センター(ISC)と法執行能力向上を目的とした連携訓練を実施する予定である。この訓練には、日本が供与した巡視船を含むフィリピン沿岸警備隊の巡視船2隻が参加する予定である。

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