このページの所要時間: 約 1分1秒
在フィリピン日本大使館は、日本政府の円借款により実施したフィリピンの2橋の耐震補強現場を、羽田大使とフィリピン公共事業道路大臣と現地メディア関係者が共に視察した事を発表した。
羽田大使らが視察した現場は、円借款により実施された「パッシグ・マリキナ川河川改修事業」と、円借款「マニラ首都圏主要橋梁耐震補強事業」により2019年から耐震補強が行われる予定のガダルペ橋とランビンガン橋の2橋である。
「パッシグ・マリキナ川河川改修事業」は、マニラ首都圏の中でも行政・経済の中心として都市化が進んだ地域を貫流しているパッシグ-マリキナ川における洪水発生を防ぐために、この河川の改修とハザードマップ等を支援したものである。この支援では、日本の優れた防災技術を活かして、護岸建設・改修、浚渫、堤防建設等の洪水対策を行っており、マニラ首都圏の洪水被害の軽減を図った。
「マニラ首都圏主要橋梁耐震補強事業」は、マニラ首都圏を分断するパッシグ川を渡河する要路にあり、災害が発生した場合の早期復旧において重要性が高いと考えられるガダルペ橋とランビンガン橋に対して、耐震性向上のための架替および補強を支援するものである。