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日本の総合商社である双日株式会社は、フィリピンにおける自動車生産・販売会社である「ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ(Mitsubishi Motors Philippines Corporation:MMPC)」の全株式を三菱自動車工業株式会社に売却した事を発表した。
ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ(MMPC)は1963年に設立され、双日株式会社と三菱自動車工業株式会社が協力してフィリピンにおける自動車事業を展開していた。MMPCの株式は、今までは双日が発行済株式の49%、三菱自動車が51%を有していたが、三菱自動車が双日に対して保有している株式購入の提案を実施していた。
この提案を受けて双日は、事業ポートフォリオの観点から検討を実施していたが、株式譲渡の合意に至ったことから、正式に双日が有する株式すべてが三菱自動車に売却されることとなった。この株式売却により、MMPCは三菱自動車が株式100%を有する完全子会社となった。双日としては、自動車事業に対しては引き続き成長に向けた機能強化と資産積み上げを行う方針である。