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野田聖子総務大臣は、フィリピンに1月9日から11日まで訪問し、ドゥテルテ大統領への表敬訪問とアンダナール広報業務担当大臣・リオ情報通信技術大臣代行・コルドバ国家電気通信委員会委員長との間における会談を実施した。
ドゥテルテ大統領への表敬訪問では、マラカニアン宮殿において野田大臣から「日フィリピンICT総合協力パッケージ」を提案した。この協力パッケージは、ICT利活用(防災・交通・サイバーセキュリティ等)の基盤となるブロードバンド網と地デジのICTインフラの整備に協力し、フィリピンの社会的課題解決と経済成長に貢献するものである。今後は、国家ブロードバンド計画と地上デジタル放送の協力を今後も着実に実施して行くことで合意した。
野田大臣は、フィリピン政府幹部との会談も実施し、ICTインフラ整備における日フィリピン両国の協力関係をより一層強化することで合意した。
野田大臣は、フィリピン国営放送局地上デジタル放送開始式典にも出席した。フィリピンでは、昨年1月に日本企業が納入したデジタル送信機により、マニラ首都圏と周辺地域で本格的な地上デジタル放送が開始された。この式典は、この放送開始に伴い開催されたものであり、両国政府高官が参加した。