日本の自動車用ワイヤーハーネス製造企業のフィリピン進出を支援

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日本政府が出資する政策金融機関であるJBIC(株式会社国際協力銀行)は、自動車用ワイヤーハーネスの製造・販売を手掛ける日本の中小企業のバンダイ株式会社のフィリピン展開を支援するために、融資を実施する事を発表した。

バンダイ株式会社は、自動車部品の電力や信号や様々な製品をつなぐ役割を持つワイヤーハーネスの加工を手掛けている。顧客からの海外進出ならびにコストダウンの要求にこたえるために、海外進出も進めており、1999年にベトナムに進出し、2014年にはメキシコにも進出していた。更なるグローバル化を進めるために、2017年3月にフィリピンに「BANDAI WIREHARNESS PHILIPPINES, INC.(BWP)」を設立していた。バンダイは、ワイヤーハーネスの堅調な海外需要を見込んでおり、BWPを通じた生産拡大を計画している。

JBICでは、この計画は日本の産業の国際競争力の維持・向上に繋がるものと判断した事により、BWPが実施するワイヤーハーネスの製造・販売事業に必要な資金を融資する事を決定した。融資は株式会社埼玉りそな銀行との協調融資により行われる。JBIC分は、融資金額1,775千米ドルの貸付契約となる。

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