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日本の陸上自衛隊は、フィリピンのルソン島で実施される、米海兵隊と比海兵隊が実施する米比共同訓練「カマンダグ2017」に参加する事を発表した。
アメリカ政府とフィリピン政府では、両国の海軍間における交流と連携強化等を目的として、大規模な米比共同訓練を毎年実施している。今年も両政府は、米国第3海兵機動展開旅団と比国海兵隊による米比共同訓練「カマンダグ2017」を実施する事を決定していた。日本政府もアメリカ政府とフィリピン政府との間における防衛協力を進めている事から、国際緊急援助活動派遣時における両国との調整能力の向上と人道民生支援活動を通じた施設能力の向上を図る事等を目的として、陸上自衛隊の部隊を9月13日から10月11日まで派遣する事を決定した。
自衛隊が派遣する部隊・人員は、平成19年3月に新編された部隊の中央即応集団から、14人が派遣される。中央即応集団は、司令部・第1空挺団・第1ヘリコプター団・中央即応連隊・特殊作戦群・中央特殊武器防護隊・対特殊武器衛生隊・国際活動教育隊等により編成されている部隊である。訓練する内容は、HA/DR(人道支援・災害救援活動)に係る指揮所演習と人道民生支援活動(施設活動)などを予定している。