ミャンマーでスーチー氏の側近が殺される、宗教紛争激化の恐れも

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ミャンマーの与党である国民民主連盟のコー・ニー顧問弁護士は、29日の夕方に最大商都のミャンマーのヤンゴン国際空港線ターミナルビル周辺で50歳代の男性に銃で撃たれて死亡した。

コー・ニー顧問弁護士は、インドネシアへの視察を実施しており、自国に帰国しタクシーに乗車しようとした際に男性に銃撃された。近くにいたタクシー運転手も銃撃され死亡している。銃撃した男性の身柄は警察が逮捕し拘束しており、現在は動機などに関する取り調べを行っている。現時点の取り調べ結果としては、男性はミャンマー中部のマンダレー出身の52歳であり、コー・ニー顧問弁護士の日程を把握したうえで2丁の拳銃を使用して計画的に事件を起こした、という事のみが判明しているが、その他の事項に関しては判明していない。

地元メディアによると、コー・ニー顧問弁護士はイスラム教徒であることから、今回の襲撃を行った男性は仏教過激派に所属する者ではないかと推測している。ミャンマーの西部のラカイン州などでは、ミャンマー国内では少数派のイスラム教徒と多数派の仏教徒の間で衝突が発生しており、宗教紛争が激化しつつある。スー・チー新政権はこの問題を解決する事に消極的であったために、国連も介入し解決しようとしているが、まだ解決出来ていない状況である。

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