JICAがミャンマーのダウェイ総合病院に無償資金協力

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独立行政法人のJICA(国際協力機構)は、ミャンマーにおける保健医療サービスの向上を支援するため、26億6,500万円を限度とする無償資金協力を実施する事を発表した。

ミャンマーでは、母子保健や感染症への対策が必要な状況が続いており、近年は急激な経済成長に伴い生活習慣に起因した非感染性疾患の患者も増加している傾向となっている。ミャンマーの最南端のタニンダーリ地域の中核病院であるダウェイ総合病院では、外来患者数が増加し、手術件数も増加の一途を辿っていた。しかしながら、この病院の施設・機材は手狭で老朽化が著しいため、必要な手術を受けることができない患者も発生していた。そのためJICAは、この病院における施設と機材の整備を支援する事を決定した。

この支援は、「ダウェイ総合病院整備計画」として、75か月の工期で実施される予定である。具体的に実施する支援内容は、施設整備として、外来・画像診断・検査・内視鏡・手術・集中治療室(ICU)、滅菌の部門の新棟を建設する。機材調達として、無影灯・歯科ユニット・耳鼻科ユニット・X線透視撮影装置・一般X線撮影装置・MRI・CT・手術用手洗い装置・高圧蒸気滅菌器・シャウカステン・保温庫を調達する。また、コンサルティング・サービスとして、詳細設計、施工・調達監理。ソフトコンポーネントとして機材の操作・活用方法、機材台帳の活用方法、維持管理に必要な予算計上に関する指導等を行う予定である。

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