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日本政府は、ミャンマーへの無償資金協力「経済社会開発計画」の一環として、シットウェー港にて旅客船「キスパナディ1」をミャンマーのラカイン州に引き渡した事を発表した。
日本政府では、ミャンマーの自然災害対策やインフラ整備を支援するために、日本で製造された機材等を供与する「経済社会開発計画」を実施する事を決定していた。この支援では、中古船2隻と新造船1隻の合計3隻をラカイン州に供与する事により、水路が多く水上交通が重要なラカイン州における交通の利便性等を向上させる事を目的としていた。3隻の旅客船供与に係る合計事業費は15億円程度となる見込みである。
引渡し式典には、ミャンマーの運輸・通信大臣やラカイン州地域政府電力・工業・交通大臣等の政府関係者が参加し、日本政府の支援に対して感謝の意が述べられた。日本大使からは、供与した船が地域住民の足として活躍することを期待するとの旨が述べられた。今回は1隻目のみの引き渡し式典であり、残りの2隻も順次供与される予定である。