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マレーシアの連邦裁判所は、マレーシアに覚醒剤を持ち込んだ容疑で逮捕した日本人女性の竹内真理子被告に対して死刑を言い渡した。マレーシアの連邦裁判所は日本の最高裁判所となることから竹内被告の死刑は確定したが、今後はマレーシア国王への恩赦を求めるとみられている。
竹内被告は、2009年10月にマレーシアのクアラルンプール国際空港において、荷物の中に約4キロの覚醒剤を隠し持ち込んだ容疑で逮捕されていた。竹内被告は「荷物の中身は知らなかった」という旨の供述を行い、無実を主張し1審・2審と争っていた。1審・2審ともに裁判所は、被告の言い分を認めずに死刑判決を言い渡していた。
マレーシアでは厳格な薬物対策を実施していることから、一定量以上の麻薬密輸で逮捕された場合には、通常は死刑が適用されており、今回も通常通りの求刑が行われることとなった。今後は国王への恩赦を求めるとみられているが、受け入れられるかは不明な状況である。