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海上保安庁は、マレーシアにおいて8月7日から18日にかけて開催されたマレーシア海上法令執行庁(MMEA)主催の国際研修に、独立行政法人国際協力機構(JICA)の枠組みのもと海上保安大学校准教授1名及び警備救難部救難課職員1名を派遣したことを発表した。
今回の能力向上支援は、マレーシア国政府と JICA との国際約束に基づく共同プロジェクト「第三国研修:TCTP」として実施された。研修対象者は、「マレーシア海上法令執行庁 職員」「MMEA及びJICAにより本研修へ招聘された8ヶ国海上保安機関職員、計14名(インドネシア、カンボジア、ケニア、ギニア、タンザニア、ナイジェリア、東ティモール、ベトナム)」となった。実施項目は、「海上保安庁の業務説明」「捜索救助概論の講義」「海上保安庁救難体制の紹介」「捜索救助に係る机上訓練」「捜索救助取組み事例紹介」「捜索救助指導者育成概論」となった。
海上保安庁は、今後も「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現に向けて、インド太平洋地域の海上保安機関への能力向上支援に取り組んでいく方針である。